実は知らない?ホントの土地の大きさ

皆さんは自分が所有している土地の正確な大きさを把握しておられますか?
なぜこんな質問をするかと言いますと、仕事での経験上、自分の所有する土地の広さを正確に把握しているお客様が少ないからです。

実は、法務局で取得できる「登記簿謄本」や所有している「土地権利証」などに記載されている◯◯㎡という数字は、実際の大きさとズレがあるケースが多いのです。


特に登記簿謄本はあるが、「土地の地積測量図」が無い土地は、ほぼズレています。
数年前の私の経験談ですが、京都市西京区のお客様は、自分が所有する土地の広さは180㎡(54.45坪)程であると把握しておられました。

確かに登記簿謄本を見ると、181㎡(54.75坪)と記載されていました。
※土地の地積測量図は備え付けられていない土地でした。
私が土地査定の依頼を受け、現地を確認した際に「この土地はもっと広いのでは?」と感じ、現在の技術で土地を測量することを提案しました。測量の結果、その土地の広さは260㎡(78.65坪)もあり、なんと79㎡(23.89坪)もズレていたのです。
その土地は当時、1坪約60万円位で取引されていましたので、土地価格で1,428万円分もズレていたのです。
これ、嘘のような本当の話です。

昔は結構いい加減に決めていたようで、現地で測量していないケースも多いようです。
何十年も昔から所有している土地などは、大きさが正確でないことが多いため、相続や売却の前には、必ず測量するべきです。


土地の広さや形状によって変わりますが、簡単な測量なら10万円前後で行うことも可能です。
測量には時間がかかるケースもありますので、時間的な余裕があるうちに、徐々に取り組んでおくことをお勧めします。

必見!「不動産」と「負動産」の違い

負動産(ふどうさん)という言葉を聞いたことがありますか?
不動産と同じ読みでも、意味は正反対です。
不動産=資産→財布にお金を運んできてくれる

負動産=負債→財布からお金を奪っていく

すべての土地=価値ある不動産って思っていませんか?
もしそうだと思っているなら、それは間違いです。
実は日本国内で負動産になってしまっている土地はすごく多いんです。
4年程前の話ですが、三重県の伊賀方面に土地を所有している方から電話がありました。
電話の内容は「所有している土地をいくらでもいいから買い取って欲しい」とのこと。
詳しく話を聞くと、所有しておられる土地は20年程前に購入した三重県の伊賀地方の別荘地の1区画でした。

100区画以上の大きな別荘地ですが、ほとんどの区画が更地のまま放置され、建物も数件しか建っていない状況です。
土地の管理料等の維持費で年間数十万円かかり、所有することがすごく負担になっているので、
とにかく手放したいとのことでした。
現地の不動産業者に電話して土地価格の相場を調査したところ、「その場所は流通しないので、値段はつけられない。維持費を考えると無料でもいらない」との返事でした。
そのことを報告すると所有者の方は「費用関係はこちらですべて負担しますので、無料で貰ってくれる人を探してくれないか?」とお願いされました。
結局、その土地は、近隣に住んでいる陶芸家の方に無料で貰っていただけることになりました。所有者も長年の負担から解放されてホッとされてました。
「あんな土地に手を出さなければ、私らもっと楽だったのに・・」取引が終わった後に所有者がため息とともに口にした言葉です。
これは“不動産”と思って購入した土地が、実は“負動産”だった典型的な事例です。
怖いですよね。そのため、不動産を購入される際には、一時的な魅力だけでなく、将来的なことも視野に入れて購入を検討されることをおススメします。